2018/02/11

サンバーのタペット調整など

いつもお世話になります和泉字彫店です。
本日は当店自慢のポンコツ軽トラKS3サンバーのタペット調整とタペットカバーガスケットの交換をするのです。

カタカタとタペット音がし易いのはEN07全てに共通なので放置しておいても構わないのですがタペットカバーからオイル漏れがありますのでガスケットを交換したいのです。






まずは、イロイロ取り外してゆきましょう。
プラグコード。





ブローバイのホース。

クリップを外して抜きます。固着もなくすんなり外れそう。







スポッと外れた。






これはエンジンのアース線。








そしてカバーの取付けボルト6本を緩めるのですが。
ポルトの締め付けトルクが不揃いで締め付けられてます。
そのせいでオイルが漏れ出したのかもしれません。







6本全て緩めるとカバーが外れるはずです。

引き剥がしてみましょう。







あ、外れましたね。





タペットカバーが外れたらシリンダを圧縮上死点にします。

クランクプーリーを回してマーキングの位置を合わせます。




1番シリンダが圧縮上死点にあるので1番の吸排気と2番の吸気3番の排気が調整できます。
クランクを1回転させると4番の吸排気と2番の排気、3番の吸気が調整できます。
吸気側は0.15±0.02mm、排気側は0.2±0.02mmのクリアランスとなります。
当然、まずは測定してから調整が必要かどうかを判断しましょう。





こっちは排気側。

若干広がっている様な気はするけど、まぁ問題なさそう。





これは3番の排気側かな。

一応これでタペット調整は終わり。



次は、タペットカバーのガスケットの交換など




タペットカバーの裏はこんな感じ。
汚れてはいますが、こんな物でしょう。
フラッシング剤とか使っていましたからね。






灯油でちょっと洗浄しておきます。。






ゴシゴシ。





洗った後はこんな感じ。





一応、表側も洗っておきましょう。
あんまり変わらないか。







タペットカバーのパッキンです。
非純正の社外品です。安いのでよいです。







タペットカバ-の溝に取付けます。
カムシャフトが収まる半円状の所の先には液ガスを塗っておきます。





シリンダヘッド側のガスケットの接触面を掃除しておきます。

これは何気に面倒ですね。





それではタペットカバーを取付けましょう。
取付けボルトのガスケットも忘れずに交換します。







締め付けトルクは0.7です。

トルクレンチを使わずに締めると多分すぐに滲んでくると思います。




後は、元に戻して終わり。

エンジンのアイドリングは静かになった。

お疲れ様でしたー。










墓石、記念碑、表札等の石材への文字彫刻に携わっています。
戒名等の出張彫り承ります。


和泉字彫店
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