霊標への追加彫りを現地で行う様に依頼がありましたので、ちょっと神戸まで行ってまいりました。
日付が変わった深夜。 慌ただしく向かったその先は・・・
フェリーターミナル。
高松-三宮を結ぶジャンボフェリーです。
1:00発 5:00着で仮眠をとっている間に三宮に到着しますので早朝から現地で作業開始が出来ます。
本州四国連絡橋&高速道路を 使うよりも燃料代などが安価で済みます。
貧乏人にはありがたい限りですが昨今は燃料費高騰によりジワジワと値上がり傾向にあるのが残念です。
どうにかならんでしょうか? ならんですよね。
そして、夜が明けて。
ほとんど眠れませんでしたが神戸港に到着しました。
急速に明るくなって行きます。
船を降り、朝の三宮を鵯越公園墓地(ひよどりごえこうえんぼち)へ向かいます。
鵯越公園墓地に6時前には到着しました。
しかし、同墓地は朝の7時から開門となります。
したがってゲートの前で1時間ほど待つ事になります。
ところが幸いな事に10分程経った6時ぐらいに係の方がゲートを開けてくれました。
これで予定よりも1時間早く作業に取り掛かれる事になりました。
鵯越公園墓地のほんの一部です。
かなり広大な墓地で中にバス停があったりします。
神戸はgoogleMapの航空写真が高解像度で提供されているので目的の墓石が簡単に見つかるので助かります。
では早速作業開始です。
墓所までのアクセスもよく、作業スペースもたっぷりあるのでいつも手間取る準備も効率良くできました。
では。
彫ります。
はい。 文字彫刻作業終わりました。
いつもの事ですが、作業しながらの撮影は不可能なので画像はありません。
作業スペースに恵まれているので彫る作業は順調に終わったのですが、ちょっと面倒な作業も追加で指示されていました。
彫った文字を紺色で塗装しているのですが、経年変化で塗料が剥がれ落ちてきています。
これをもう一度塗装し直して見栄え良くする様にとの指示がありました。
墓、霊標、五輪塔全ての文字になるので大変です。
再塗装の場合は剥げかかっている塗装を落としてその上で再塗装すべきなのですが現地でそこまでするのはムリなので上から塗装しました。
紺色の塗装は乾燥やら余分な塗料の除去に結構時間がかかります。
2時間ほど苦労して何とか作業完了。
溶剤が完全に乾燥していないので文字の周囲の石の色合いが僅かに 濃くなっています。
では、撤収です。 片付け片付け。
帰りはフェリーの便がありません。
無くはないのですが便数が変則的で長時間待たないといけません。
なので必然的に本州四国連絡橋&高速道路となります。
明石大橋を通過中。ダッシュボード上に置いてあるナビ代わりでもあるタブレットからの眺め。
当店のポンコツ軽トラで高速道路は結構辛いものが有ります。
パワーが無いので軽い上りで速度が出ません。
直進安定性、制動能力など不安で不安で・・・。
でも、高速道路を使う事を想定してタイアの空気圧をフルロード+にまで上げたのが良かったみたいで意外に転がってくれました。
鳴門インターで降りて、途中にある美味しいと評判のうどん屋さんに寄ってみました。
引田のまるちゃんです。
残念ながら定休日でした。
そんなわけで、楽しみにしていたうどんが食べられず傷心のまま帰着したのですが、夜に出発し早朝から作業開始したおかげで時間が残っていたのでで2,3日中に予定していた近くにある別の現場の現場彫り作業も終わらせてまいりました。
機材の積み下ろしが結構面倒くさいんで出来れば数カ所まとめて作業したいのです。
それよりも・・・・
当店では現場彫り作業の価格は戒名1体で¥20,000~ 承っています。
2万円からと言っても、実際2万円を越える事はあまりありません。
(戒名が複数体とか文字が大きい特殊物などは除きます。作業内容が簡単な物は安くなります)
今回の場合、交通費だけでも相当な金額になっているのですが、 その辺りどうなんでしょうか?
もし2万円しかもらえないとなるとタダ働きどころか悲惨な事になるのですがどうなんでしょうか・・・・
いや、大丈夫だと思うんですが・・・・
( 追記 )
時折、大阪方面への出張作業のお問い合わせがございます。
神戸・大阪方面への出張作業に関しましては往復で2万円の移動費用が必要となりますので4万円~となります。
よって、複数件や複数名の戒名を同時に彫刻する場合は地元の業者さんを利用するよりも割安になる可能性はあります。
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