いつもお世話になります和泉字彫店です。
今は8月。夏真っ盛りでございます。そんな中、本日は2件の現場作業があります。
まずは海を渡り海外である岡山県倉敷市の霊園に向かうのです。
現在時刻AM03:28でこれより仕事場を出発し、夜明けぐらいに現地到着して少しでも涼しい時間帯に作業をしようという魂胆であります。
瀬戸大橋をひた走ります。
ポンコツ軽トラの激しい走り。
70km/hですが振動でブレブレです。
現地に到着しました。
薄暗い霊園で目的のお墓を見つけるのにちょっと時間がかかりましたが見つけてからは急速に明るくなってきました。
何はともあれ作業前には蚊取り線香ですね。
大判香取に何カ所も点火して大量の煙を出します。
用意した携帯用の器具3個全てを同じように火をつけました。
文字を彫るのはコチラの夫婦墓になります。
夫婦で一つのお墓に入ります、
正面向かって右側に御主人様、左側に奥様の戒名が彫られています。
既に御主人様は亡くなられています。
今回、奥様が亡くなられましたので没年月日と年齢を左側側面に追加彫り致します。
そして、戒名の内の2文字と左面の俗名が赤色塗装をされていますので除去致します。
向かって左面にゴムシートを貼り付けました。
ゴムシートの文字の箇所を取り除き、ゴムシートが石にしっかりと粘着する様にゴム鎚で叩いておきます。
正面の戒名は大きな文字で深く彫られていますので塗料も大量に使われています。
深い箇所の塗装を剥離剤だけで除去するのは大変なので今回はサンドブラストを使用します。
ゴムシートを貼って文字のところをくりぬきます。ここに砂を吹き付けるのです。
サンドブラストの機材の設置が完了しました。
これより文字を彫ってゆきます。
砂を吹き付けて文字を彫ってます。
砂を吹き付けて文字を彫ってます。
没年月日と没年齢が彫り終えましたので戒名の赤色の除去に移ります。
サンドブラスト完了しました。
石が彫れない程度に字彫りの砂を吹き付ける事により塗料を剥がす事ができます。
ただ、ゴムのフチの部分は砂が当たりにくいので少し塗料が残ります。
わずかに残った塗料は剥離剤を使って取り除きます。
剥離剤では深いところや染み込んでしまった様になっている塗料は剥がしづらいのです。
要は、ケースバイケースで使い分けと併用をするのがベストですね。
綺麗になりました。
俗名にも赤色が入っています。
コチラは剥離剤だけで除去します。
綺麗になりました。
オレンジ色に見えるのは光の反射です。
では、撤収作業にかかります。
積み込み完了。
次の現場に向かいます。
墓石、記念碑、表札等の石材への文字彫刻に携わっています。
戒名等の出張彫り承ります。
和泉字彫店
高松市牟礼町牟礼3720-133
087-845-3871
090-2780-1671
0 件のコメント:
コメントを投稿