草書体はめずらしくなりました。

いつもお世話になっています。
和泉字彫店でございます。

本日２回目の現場作業はこちらとなります。

安部杏邨先生の草書体で南無阿弥陀佛と彫られています。

昔は草書体が用いられる事も普通でしたが今はほとんど見られなくなってきました。

草書体では読めなくなる事も有るでしょう。

崩し方が何段階、何種類もあったりしますので、恥ずかしながら私も判別不能な事も多いです。

では、早速作業開始です。

写真を撮り忘れたので一気に省略しましたがこれで準備完了です。

画像では判り辛いですがサンドブラストのタンクの足を延長したところ接地面が砂利で非常に不安定になっってしまいました。
作業中に倒れたりしたら周囲のお墓を損傷されてしまう可能性があるので荷造り用の紐で周辺の墓石などに縛り付けました。
安全策をとって沢山の紐で縛り付けたのでまるで蜘蛛の巣状態のなりました。
今市販されている機材なら接地面に併せて高さを調整できるので面倒な事はしなくて良いのですが仕方ないです。


では彫ります。

先ほどの法名碑の様に邪魔になる段差とかが無いのでそれなりにスムーズに作業ができます。

快調に彫ります。

○○は伏せ字です

はい、作業完了しました。

白色の塗装をしています。庵治石の細目ですので白色の塗装をするとよく映えます。

「尼」の文字は他の文字に比べて小さく彫刻する事がよく有ります。

今回の戒名は、「尼」の文字は他の三文字と同じ大きさで彫刻しています。

これは、お寺様が戒名を授与された際に同じ大きさで書かれていたのでそれに則って彫刻をした為です。


片付けをして作業終了しました。



墓石、記念碑、表札等の石材への文字彫刻に携わっています。
戒名等の出張彫り承ります。基本価格￥２０，０００～

和泉字彫店
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