2014/11/16

法名碑への法名の彫り入れに。


いつもお世話になっています。和泉字彫店でございます。

11月も半ばに入りまして秋が深まり絶好の現場作業日和になりました。

本日は高松市内の墓地で2件の作業が有ります。 先ずは法名碑への法名の追加彫りへ。


作業するのはこちらのお墓です。



庵治石の細目のお墓です。











表面は既に全て彫り込みがされていますので裏面に彫る事ととなります。

しかし、裏面はとなりの敷地との余裕が少ない上に30cm程の段差があって苦しい姿勢での作業となりそうです。

法名碑を少し持ち上げようかとも思いましたがかなり重量があり危険なのでそのまま作業する事にしました 。





裏面の右端に彫ります。

今回は1名分を3行で彫り込みます。

8人割りで上手く割り付けられる様に右端との余白を調整してゴムシートを貼り付けます。






お墓を建てられた方が亡くなられましたので建之者の名前に塗装されている朱色を除去する必要が有ります。

サンドブラストで塗料を除去する方法も有りますが、既に剥げかかっているので今回は剥離剤を使って除去する事にしました。






塗装している文字に剥離剤を塗布しました。

この状態でしばらくすると剥離剤の効果で塗料が柔らかくなり除去する事ができます。



この間にブルーシートなどを敷設してサンドブラストに取り掛かる用意をします。



とりあえず準備完了です。

法名碑の手前に20cm程の段差が有りブルーシートが上手く敷設できません。

段差の為に作業性も悪く、砂の回収も手間がかかりそうです。

仕方がありません。



しばらく時間が経ちましたが剥離剤の状態はどうでしょうか。 上手くなじんでくれているでしょうか。




ブラシで擦ってみますが、以外に厚く塗装されている様で綺麗に剥離してくれません。






再度剥離剤をスプレーします。

そして、またしばらく時間をおいて馴染ませるのです。


では、この間に法名を彫りましょう。

画像はありませんが、がむばって彫ります。

段差が邪魔をしてとても作業性が悪いですが必死で彫ります。

3行にわたる法名なので時間がかかりますががむばって彫ります。



結構難儀しながらもなんとか完了しました。



建之者の朱色も十分に除去できていました。

周囲を掃除して急いで片付けをします。

予想以上に手間が掛かったので急がねばなりません。

片付けが終わったら同じ墓地にある次のお墓に移動です。



墓石、記念碑、表札等の石材への文字彫刻に携わっています。
戒名等の出張彫り承ります。基本価格¥20,000~

和泉字彫店
高松市牟礼町牟礼3720-133
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