2016/05/15

高松市内の墓地へサクッと出張彫り作業など

いつもお世話になります和泉字彫店です。

現場作業を終えた後はいつも電池が切れてしまって何もできないので困っています。



はい、高松市内の墓地にまいりました。

変な角度からですが正面のお墓が今回のターゲットです。






 レンゲの上台の庵治石(細目:こまめ)のお墓です。

竿石の向かって右面の2体目に既に彫られています。

今回亡くなられたのは御主人様ですので、右端の1体目のに彫り込む事になります。
奥様の方には「實妻」の続柄が入っており、「實」の文字に朱色が入っています。

實様はこの度、亡くなられましたので朱色を除去する必要があります。








先ずは朱色を除去します。

まわりの文字をガムテープで養生し、塗料の剥離剤を使って除去します。

最近の剥離剤の性能の向上には目を見張るものがあります。

これはサンドブラストでないとちょっと無理なんじゃないだろうかと思う様な場合でも数回繰り返すと気にならないレベルまでもっていける事が多いです。

とは云っても、強アルカリですし時間はかかりますのでシンドイですが。








裏面の建之者にも同じ様に朱色の塗装を除去します。








ゴムシートを貼り付けました。


アルミで擦って文字を浮かび上がらせて位置がそろっているかどうかを確認します。










途中経過は端折りましたが準備完了です。

撮影してませんでした。



彫ります。







彫っている途中で小休止です。

ただ何となく。



彫り終えました。





次は塗装です。

今回、彫り込んだ文字と朱色を除去した文字に白色塗装をします。









裏面の建之者にも同じく白色塗装をします。





塗装が乾くまでの待ち時間を利用して機材をあらかた片付けておきましょう。






塗装がある程度乾きましたらスクレパーで削ぎ落とします。


本来は乾燥に1日は必要なのですがしかた有りません。

塗料が半乾きだと、削いだ塗料が文字の中に入り、中の塗料とくっついて取れなくなったり、 削いだ塗料と一緒に文字の中の塗料が剥がれてきたりします。

ホント、手間なんですね。 基本的に追加料金無しですよウチ。(泣)








削ぎ残した塗料や、凹んだ箇所に入り込んだ塗料をラッカーシンナーで拭き取ります。

白色や黒色ならまだましなんですが紺色だと思う様に拭き取れずに難儀します。







完成です。

片付けして帰りますよー。







 あまりサクッとはいきませんでしたねぇ・・・・・・



プシュ~~ン (電池切れ)








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