高松市内のお寺の墓地に参りました。
1尺2寸のお墓です。○○家之墓と彫られている部分を「芯石」とか「竿石」とか「軸石」等と呼ばれますがこの石の横幅がどれだけあるかでおおよそのサイズが解ります。
1尺2寸で有れば12×3.03cmで36.36cmとなります。香川県の標準サイズよりも結構大きいです。
それだけではなく猫足と呼ばれる台に載っているのでかなりの高さがあります。
植木が有って作業が難しいのでですがゴムシートを貼り付けます。
先ずは位置決め用の基準線を引いてゴムシートを仮止めし位置の確認をします。
位置が決まればゴムシートを貼り付けます。
ゴムシートを貼り付けると次は文字の所を取り除きます。
この、取り除いたところに砂を吹き付ける事によって文字を彫ります。
サンドブラストと呼ばれます。
サンドブラストの機材のセットアップに移ります。
砂を入れるタンクです。圧搾空気を送り込んで砂を吹き付けるのです。
今回はお墓の背が高いので延長用の足をセットしましたがまだ足りません。 作業性は落ちますがどうにかするほかは有りません。
当店では竿石に文字彫刻をする場合は箱形の簡易彫刻具を使用するのですが、今回はシート式の彫刻具を使用しました。
長尺物様に用意したのですが、今回の様に背の高い墓石には都合が良いのでは無いかと思い使ってみました。
しかし、思ったよりもシートの余裕が少なくて作業性は今ひとつでした。
サンドノズルの穴が大きくなってきていますので交換しましょう。
この穴から砂を圧搾空気で吹き付けるのです。
この程度であれば問題無く文字彫刻はできますが吹き出す砂の量が多くなり、現場作業の場合は辺りを砂だらけにしてしまうのです。
溶接面にはLEDライトを取付ける様になっているのですが、仕事場に忘れて来てしまいましたので夜間作業用に携帯しているLEDライトをノズル付近に取付けます。
溶接面のガラス窓のガラスが跳ね返った砂により傷が付いてスリガラスになってしまっているので交換します。
では、文字彫刻開始です。
植木が邪魔で作業が大変ですが頑張って彫ります。
はい、彫り終えました。
撮影する余裕がありませんでしたので画像はナシです。
しっかりと彫れています。
では、まわりの清掃に移ります。
清掃です。
隙間から出てきた砂を掃除機で吸い取っているところです。
随分遅くなりました、次の現場があるので速やかに撤収作業を行ないます。
次のところイクヨ-!
墓石、記念碑、表札等の石材への文字彫刻に携わっています。
戒名等の出張彫り承ります。
和泉字彫店
高松市牟礼町牟礼3720-133
087-845-3871
090-2780-1671
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