2018/10/02

高松市郊外の御堂に有る墓地で現地文字彫刻作業

お久しぶりでございます。
忘れた頃が更新時期の和泉字彫店です。


高松市郊外にある御堂に参りました。
この御堂の隣に有る墓地のお墓に戒名を彫り込むのが本日のミッションです。





五輪塔と呼ばれる形式のお墓です。

一般的な五輪塔とは少し違うデザインがされているようですね。

この五輪塔の仏石に戒名を彫り込みます。




では早速作業開始です。
何はともあれ蚊取り線香です。携帯用3基を複数箇所点火で強力煙幕で蚊を撃退するのです。






この五輪塔は本磨きでは無く、サンダー仕上げの状態になっています。

なので、そのままゴムシート貼り付けても十分な粘着力が得られませんのでゴム糊を塗布します。






位置決めの基準線を引きました。





ゴムシートを貼り付けました。

ゴムをアルミで擦って文字を浮かび上がらせて位置の確認をします。

右側に同じ戒名を既に彫っていますが生前戒名で頂いた「聡」の文字を旧字体の「聰」に変更されたらしく隣に新に戒名を彫るのです。





文字の箇所を取り除き、密着をあげる為にゴム鎚で叩きます。


ベチベチベチベチ。





機材のセットアップが完了しました。

圧搾空気で砂を吹き付けて文字を彫るのです。

吹き付ける砂がなるべく飛散しない様に彫刻用の箱を使います。



では、圧搾空気を作り出すコンプレッサーを起動しましょう。




まず、燃料コックをONにしてガソリンが燃料タンクからエンジンへ送られる様にします。




次に、チョークレバーを半分ほど引いて夏シーズン用のやや濃いめの混合気に設定します。





キーでセルを回すとエンジンが始動します。
すぐに回転が安定するのでチョークを元に戻します。
紐を引っ張るリコイルでもスタートできるのですがバッテリートラブルの際の緊急用ですね。





圧搾空気の圧力が上がってきました。

現在、上限の7気圧です。ここからは圧縮機が空運転モードになります。

もし何らかのトラブルで空運転モードにならなかった場合は10気圧ちょっとでエマージェンシー用のブローオフバルブが作動します。



では彫りましょう。

がむばって彫るのです。




はい。

彫り終えました。色が変わっているのが砂が当たった箇所です。





ゴムシートを剥ぎ取りました。

しっかりと彫れています。

あとは、片付けと清掃をして撤収します。





今回の作業費は基本価格の¥20,000でまかなえます。

ありがとうございました。



墓石、記念碑、表札等の石材への文字彫刻に携わっています。
戒名等の出張彫り承ります。

和泉字彫店
高松市牟礼町牟礼3720-133
TEL/FAX 087-845-3871
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