建学の精神 ⑤ 機材設置

いつも御世話になります和泉字彫店です。

ゴム切りも完了し、現場彫り作業もも大詰めに入って参りました。
これより現地機材設置にかかります。

まず、寝かしている石碑を起こしましょう。
寝かしたままではサンドブラスト作業ができいないのです。
ホイストだけでは危ないのでフォークリフトで補助します。

慎重な作業。
起こした時の反動だけでも結構なものです。
私はスキルの無い部外者なので観ているだけです。

起こした石碑に野外彫刻室を被せます。

石碑を大きめの厘木（りんぎ）の上に置いているので上側の余裕が想定よりも少なくなりました。

作業的には問題が無いのでこのまま行きましょう。

がむばって修理した集塵機のダクトはここに設置。
文字の位置からはそれなりの距離があるので砂を直接吸い込む事は無いと思います。
もっとも、集塵機のパワーが小さいので最初からそんな心配は無用なのですが。

ダクトと集塵機を接続しました。
この位置関係で彫刻室が左右にスライドします。
集塵機の電源ケーブルは長めに作ったのですがコンセントまで届きませんでした。

延長用の電源ケーブルを作製します。

３相電源ですので相を合わす必要が有り、集塵機の回転方向は確認しておかないといけません。

とはいえ、この様な安物の集塵機の場合はたとえ逆回転でもそれなりの静圧が出たりします。



大雑把なレイアウトができましたので次は塵芥の飛散防止の為にビニールシートの取付けです。

通販で購入した格安のベルクロテープです。

かなり強力にくっつきますので期待大です。

ぎゅいいぃぃぃん

まず、彫刻室表面のサビをサンドペーパーを使って大雑把に取り除きます。

サビがあるとベルクロの粘着剤では簡単に剥がれてしまいます。

そこにベルクロテープを貼り付けます。

引っかけられる（硬い）方です。

両面テープになっており、かなり強力に張り付きます。

下の方まで一直線に貼り付けます。

次に引っかける（柔らかい）方のベルクロです。

あてがって、必要な長さを出してから切ります。

ベルクロ同士は貼り合わせておきましょう。

ブラブラすると邪魔ですし。

反対側には白色のベルクロを使用しました。

白黒の色違いで格安４セットだったのです。

ベルクロテープの貼り付けが終わりましたのでビニールシートの取付けにかかります。

ベルクロテープの台紙をを剥がして両面テープ面を出します。

そこにビニールシートの端っこを貼り付けてゆきます。

なかなか綺麗にはできませんが、少々ズレても構わないのです。

埃が漏れなければオッケーなのです。

ビニールシート取付け完了。

やっとそれらしくなってきました。

別角度からの眺め①

別角度からの眺め②



次からは彫りますよ。


墓石、記念碑、表札等の石材への文字彫刻に携わっています。
戒名等の出張彫り承ります。

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