2015/06/17

梅雨の晴れ間は現地彫りに(1)

いつもお世話になっています和泉字彫店です。
空梅雨がデフォルトの香川県ですが今年はなぜか雨ばかりで現場作業ができませんでした。

そんな中、本日は久しぶりの晴天に恵まれました。
明日からはまた雨天が続くらしいので今日中に3件の作業をこなす必要があります。





最初はコチラの永代供養墓です。

出発時間が遅かったので急がないといけません。









今回は2体分の戒名を彫り込みますが1体は生前戒名を頂いています。


先ずは文字を彫る位置決める為に基準線を書き入れます。

既に彫っている文字と高さを合わせて、横方向も均等に並ぶように注意します。










基準線に合わせてゴムシートを仮で貼り付けます。
アルミで擦って既に彫ってある文字を浮かび上がらせて位置の確認をしてからゴムシートを貼り付けます。










ゴムシートを貼り付ける際に「鵜」の文字の鳥の部分が無くなってしまいました。

画数の多い文字だと細かいところが無くなりやすいです。










無くなってしまった箇所を繕います。

今回の様に、書家の先生の文字を刻字する場足は彫刻に適した様に修正する必要がありますので、この後で各部を修正しました。













ゴムシートの貼り付けが終わりました。








サンドブラストの機材の準備が完了。

これから彫ります。





がむばって彫ります。

五輪塔が邪魔で作業性が非常に悪いですががむばって彫ります。







彫り込みが終わりましたら朱色を塗装します。

生前戒名を頂いている方の場合は、お名前の文字と戒名の一部(普通は2文字)に朱色を入れる事が多いです。

ただ、宗教の教義には無関係なので、こちらの永代供養墓のお寺様としては「どうでもいい」とのお話でした。







朱色の塗装後は黒色を入れます。

塗装をする場合は近くの文字に塗料がかからない様に 養生をしておきます。






塗料が乾いたらゴムシートを剥がして完成です。

急いで片付けをして次に向かわなければなりません。





(2)に続く。




墓石、記念碑、表札等の石材への文字彫刻に携わっています。
戒名等の出張彫り承ります。基本価格¥20,000~

和泉字彫店
高松市牟礼町牟礼3720-133
087-845-3871
090-2780-1671

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